Details of “TYPE MA-1” Vol.002

TEXT:バズリクソンズ企画総括 亀屋康弘(YASUHIRO KAMEYA)

フライトジャケット「MA-1」のディテール解説 Vol.002

 

機能性の高さと優れた着心地を誇るフライトジャケット「MA-1」。それは航空機の発展と共に、改良に改良を積み重ね、進化を遂げてきたジャケットである。ディテールひとつひとつに役割があり、任務を遂行するパイロットにとって最高の一着であったことは想像に難くない。ここでは数あるフライトジャケットの中で、究極のフライトジャケットとして君臨し続ける「MA-1」のディテールを紹介していく。

 

 

オキシジェンタブ

 

フロントジッパー脇の身頃中央部(左身頃側)につけられた、酸素マスクのホースをクリップで固定するためのナイロン製タブ。写真はMA-1初期型(MIL-J-8279) のオキシジェンタブ。MIL-J-8279Bになるとこのタブは排除される。

 

 

インターライニング/ICSコード用ループ

 

インターライニングとは、アウターシェルとライニングの間に入る防寒性・保温性を高める目的の中綿素材。ウール58%・コットン42%の比率で織り上げたウールパイルで、コットン地にウールを植毛したもの。着用により汗が蒸発することでウールパイルが縮み、着用ごとに身体に馴染んでくる。

 

写真右側に見えるのがICSコード用ループ。両脇下に付けられた機内通信システムのコードを留めるためのフラップで、MIL-J-8279Bになると排除される。

 

 

ウインドフラップ

 

フロントファスナー部からの風の侵入を防ぐためのディテール。最初期型(MIL-J-8279)は上部が角ばっているが、顎に干渉するという理由からMIL-J-9279A以降、丸みを帯びたデザインとなる。ウインドフラップ内のインターライニングを固定するため、ジグザグにステッチが入っている。

 

 

フライトジャケット「MA-1」のディテール解説 Vol.001

 

フライトジャケット「MA-1」のディテール解説 Vol.003